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vol.26
女医が書いた 美しさと健康の秘訣(後編)
お盆を過ぎても暑さはおさまる気配を見せず、ついつい水辺が恋しくなってしまいます。
三方を山に囲まれ桂川と鴨川に挟まれた京都は、名水に恵まれ、茶の湯や染物が発達しました。京料理に欠かせない豆腐、湯葉、生麩、そして伏見のお酒も、名水があったからこそ生まれたもの。
また、“夏”“水”“涼”というキーワードから浮かんでくる京都らしいものといえば、日本庭園で音空間をつくる「水琴窟(すいきんくつ)」です。皆さまは、水琴窟をご存知でしょうか。これは穴のあいた甕(かめ)を地中に逆さまに埋めたもので、穴から滴り落ちる水滴が甕の中で共鳴音を奏でる仕組み。「カラン…キンカラン」と旋律が流れるような音色は、最近ではヒーリング効果があるとして注目されています。
伝統的な水琴窟は茶室前の蹲踞(つくばい)に併設されることが多いのですが、清水寺成就院、相国寺瑞春院、正法寺などさまざまな寺院や、和菓子の俵屋吉富、京都府立植物園などでも見ることができます。変わったところでは、京都駅ビル(B1F)でモニュメント「火の鳥時計」の水琴窟に出会えます。
さぁ、水琴窟で癒された後は、「美しさと健康」のためのお話の続きです。
前編では第2章まで紹介しましたが、続く第3章、第4章はホルモン補充療法(HRT)や胎盤を使ったプラセンタ療法について、詳しく記載されています。医学的見地から詳しく紹介されておりますので、関心のある方は、ぜひ本書のご購読を。
さて、ここからは、家庭でいますぐ始められる第5章「アロマセラピー」の紹介から始めることにします。早くも更年期症状が出ている方、そろそろ更年期かなと感じている方は必読です。
第5章 体にやさしい療法でもっと元気になる
いますぐ始められる薬用アロマセラピー
◇ 【更年期でもとくに精神的な症状に効く】
アロマセラピーは、数ある効能のなかでも、とくに女性の症状や病気の改善にあった治療です。女性は本能的によい香りが好きですし、男性以上に香りに敏感です。しかもアロマセラピーには、ストレスをやわらげたり自律神経を調整する作用、さらにはホルモンと同じように働く精油もありますから、女性ホルモンの乱れからくる更年期障害や月経障害、自律神経失調症、その他ストレス性の症状に予想以上の効果を発揮するのです。
不定愁訴や更年期障害は、自律神経が乱れて起きる自律神経失調症のひとつです。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスのうえに成り立っていますが、ストレスなどで交感神経が優位になるとそのバランスが崩れ、体のあちこちに支障が生じてきます。ところがよい香りをかぐと、鼻から吸収された精油成分が血液に入り、脳の視床下部に作用して交感神経の作用をやわらげます。そこで自律神経の乱れが整ってくるのです。
そして女性の症状に効く決定版は、女性ホルモン様の作用を持つ精油があることです。あとで書く漢方薬にも女性ホルモン様作用を持つ薬がありますが、それと同じです。たとえばクラリセージ、フェンネル、スターアニス、タイム、サイプレス、ネロリ、ヒソップ、ニアウリなどはエストロゲン様作用があり、セージ、ウィンターセボリーにはプロゲステロン様作用があります。これらを組み合わせると、更年期のさまざまな症状や月経困難症などが改善していきます。
いい香りをかぐというアロマセラピーで、つらい症状が緩和されたらうれしいですね。そこで、吉井先生は、家庭でできるアロマセラピーのやり方を紹介してくださいます。
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